電子書籍リーダーに3万円以上、払うことに躊躇(ちゅうちょ)しませんか??
私はKindle Paperwhiteから買い換えることに二の足を踏んでいました。
しかし、「7インチディスプレイ」と「ページ送りボタン」に対する憧れを抑えきれずに「第9世代Kindle Oasis」をポチッと。。。
ある程度のディスプレイサイズを確保しつつ、携帯性を損なわないこのサイズは最高でした。
そして、「ブルーライトを調整する色調調節機能」が欲しくて現行(2019年モデル)の「第10世代Kindle Oasis」に買い替えました。
今では、通勤時も休みの日もスマートフォンとともにKindle Oasisを肌身離さず携帯しています。
10年近くKindleアプリに触れて、5年以上Kindleの電子書籍リーダーを使い続けた私が、「Kindle」や「Kindle Paperwhite」から買い替えを検討している人に向けてKindle Oasisの魅力(メリット)と今後に期待するところ(デメリット)をそれぞれ紹介します。
あなたいつもKindle Oasis持ち歩いてるけど、何がそんなにいいの??
Kindle Oasisは、ディスプレイが大きいのに軽い。
読書体験を変えてくれたんだよ。
家の本棚4つ処分できたのは、Kindle Oasisがきっかけとなって「紙書籍」から「電子書籍」へと移行できたからだね。
魅力(メリット)
- ディスプレイが大きく、その割に軽い
- 「ページ送りボタン」によって読書体験は飛躍的に向上する
- Kindle Paperwhiteよりも反応がいい
- ブルーライトを調整する色調調節機能は寝る直前の読書には嬉しい
今後に期待するところ(デメリット)
- 値段がやはり高い
- カラーに対応していない
- 反応がスマホやタブレットに遠くおよばない
Kindle Oasis とは
Kindle電子書籍リーダーとは、Amazonの提供する読書専用端末であることからアプリなどは入れることができません。
そして、Kindle Oasisも例外ではありません。
そんなKindle Oasisは、一言でいうとKindle電子書籍リーダーの最上位機種です。
2021年5月現在、Kindle電子書籍リーダーは次の3種に分類されています。
Kindle電子書籍リーダー
- エントリーモデルの「Kindle」
- ベーシックモデルの「Kindle Paperwhite」
- フラグシップモデルの「Kindle Oasis」
そして、AmazonのWebサイトには次の表で機能比較が掲載されています。
評価件数からも、Kindle Paperwhiteが圧倒的に売れていることがわかります。
しかし、Kindle Oasisには他の機種にはない「色調調節ライト」、「明るさ自動調整機能」、「ページ送りボタン」などが備わっています。
多くの人が「Kindle」や「Kindle Paperwhite」から「Kindle Oasis」に買い換えることを検討する大きな要素が「7インチディスプレイ」にあるのではないでしょうか。
Kindle Oasis1台で「Kindle」3台、「Kindle Paperwhite」2台とほぼ同じ価格ね。
価格だけで比較すると安くはないけど、用途にはまればコストパフォーマンスの高い投資になる。
本棚4つ処分できたから、場所代、定期的に本を処分する人的コストなどを考えると高くはなかったかな。
Kindle Oasisを使って体感した魅力(メリット)
「Kindle」ユーザは、現状維持、「Kindle Paperwhite」、「Kindle Oasis」で迷いますよね。
「Kindle Paperwhite」ユーザは、現状維持か「Kindle Oasis」で迷っていると思います。
実際に買い替えて、使って感じた魅力は4つありました。
ディスプレイが大きく、その割に軽い
以下の表を見てください。
Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
ディスプレイ サイズ | 6インチ | 6インチ | 7インチ |
重量 | 174g | 182g〜 | 188g〜 |
ディスプレイサイズは、「Kindle」、「Kindle Paperwhite」が6インチに対して、「Kindle Oasis」は7インチ。
なのに重量の差は約15gとほぼ違いがない。
7インチのディスプレイですと雑誌は拡大(ピンチアウト)しながら読むことになりますが、マンガは快適に読めます。
A4サイズのPDFなどはリーダーを横にして、ランドスケープモードで表示することで拡大(ピンチアウト)することなく快適に読めます。
文字が中心の書籍であれば、6インチサイズより多くの文字が表示されるので読書スピードはあがります。
6インチと7インチの差ってそんなに違う??
差はある。
画像化された表の文字が6インチだと読めないものが7インチだと読めるから快適だね。
「ページ送りボタン」によって読書体験は飛躍的に向上する
「Kindle」や「Kindle Paperwhite」では、片手でKindle電子書籍リーダーを持って、もう片方の指でスワイプしていませんか?
満員電車では、片手で電車のつり革につかまっているので読書どころではないですよね?
「Kindle Oasis」は「ページ送りボタン」があるので片手で保持しながら、ページ送りすることができます。
Kindle Paperwhiteよりも反応がいい
さすがにスマホやタブレットと比べてしまうと反応はいま一歩。
しかし、「Kindle」や「Kindle Paperwhite」と比較すると違いはわかります。
Amazonは、CPUやメモリについて公表していません。
海外サイトなどによると現行モデルの「Kindle」と「Kindle Paperwhite」はシングルコアで「Kindle Oasis」はデュアルコアのようです。
実際に使ってみるとKindle Oasisの方が書籍を開くときにワンテンポはやいし、また、連続して画面をタップしても引っかかる場面がほとんどないようにも感じます。
ブルーライトを調整する色調調節機能は寝る直前の読書には嬉しい
私は寝る直前までディスプレイを注視していると睡眠の質が悪化します。
この色調調節機能とは、Apple製品でいうところのNight Shiftです。
寝る直前に読書するときは「Kindle Oasis」の色調調節機能を使ってバックライトを暖色にしています。
スマートウォッチの睡眠スコアで測定すると、バックライトを暖色にするだけで75から85まで上がりました。
睡眠スコアが10上がると集中力の差が体感できるほどの効果です。
Kindle Oasisを使って今後に期待するところ(デメリット)
安くはない
「Kindle Oasis」の価格は3万円以上。
「32GB+WiFiモデル+広告なし」のモデルで34,980円は決して安い買い物ではありません。
アプリも導入できない電子書籍専用機に3万円以上捻出するのに躊躇(ちゅうちょ)する人もいるかと思います。
しかし、毎日読書をする人であれば決して高い買いものではないと思います。
カラーに対応していない
2021年3月、7.8インチのカラー電子ペーパーを搭載するAndroidタブレット「BOOX Nova3 Color」が発売となりました。
Kindle最上位機種である「Kindle Oasis」にもそろそろカラーディスプレイの搭載を期待したいところです。
しかしながら、2021年6月に発売する楽天Kobo最上位機種「Kobo Elipsa」にもカラーディスプレイが搭載されなかったので「Kindle Oasis」も当分搭載されないでしょう。
反応がスマホやタブレットに遠くおよばない
電子ペーパーの宿命でしょうか。
スマートフォンや液晶タブレットには遠くおよびません。
Kindle Oasisをオススメする人・オススメしない人
「Kindle Oasis」は誰にでもオススメできる??
正直、万人にオススメする機種ではないね。
ベースモデルである「Kindle Paperwhite」をまず購入して、電子書籍リーダーを活用できている人が更なる読書体験を求めるための機種だね。
オススメする人
- すでに「Kindle」や「Kindle Paperwhite」を所有していて電子書籍リーダーで毎日読書を楽しんでいる
- 漫画・雑誌・PDFをKindleで読んでいるもしくは読みたい
- 寝る直前に電子書籍リーダーで読書することがある
オススメしない人
- Kindle電子書籍リーダーを使ったことがない
- 漫画はカラーでないとダメ
まとめ
「Kindle Oasis」はKindle電子書籍リーダーのフラグシップモデルです。
ディスプレイが「Kindle」や「Kindle Paperwhite」より1インチ大きい7インチなのに重量は15g差とほぼ同じ。
文字中心の書籍はもちろん、漫画も快適に読むことができます。
雑誌は必要に応じて拡大しながら読むことになりますが、A4サイズのPDFはランドスケープモードにすることで快適に読むことがで切るので「Kindle」や「Kindle Paperwhite」よりはストレスは少ない。
「Kindle」もしくは「Kindle Paperwhite」を所有している人が読書体験を更に向上させたい時にオススメなモデルです。
わたしも、買おうかしら。