紙書籍で気になった箇所をマーカーで線を引くように、Kindleでも「ハイライト」という機能があります。
ハイライト機能を使用するには、まず読書に付随するデータをAmazonのサーバに送信するWhispersyncを有効にする必要があります。
Whispersyncの有効化
︙ > 設定 > 端末オプション > 詳細設定 > 本のWhispersync > 有効にする
Amazonはサーバに送られたデータを集計し、多くの読者によってハイライトされた箇所をKindle本に表示する機能をポピュラーハイライトと言います。
例えば、太宰治の「人間失格」では下の図のように点線の引かれた箇所に「981人がハイライト」と表示されています。
これは、Kindleで「人間失格」を読んだ981名が同所をハイライトしたということです。
一覧表示
また、現在読んでいる本の「ポピュラーハイライト」の一覧表示を見るための便利機能があります。
表示方法
移動 > メモ > ポピュラー
活用法
本には、小説などの「娯楽」を目的としたものとビジネスなどの「自己成長」を目的としたものがあります。
小説は、「絶妙な表現」、「自分の心の声が言語化されている」、「心に響くセリフ」などの箇所がハイライトされています。
推理小説の場合は「犯人」をハイライトされていることがあります。
推理小説を読んでいる途中、登場人物に「ポピュラーハイライト」されていると読み終える前に「犯人」がわかってしまうので有益な活用法とは言えません。
逆にビジネス本の骨格を掴むには本の「はじめに」、「目次」、「終わりに」の他、この「ポピュラーハイライト」をチェックするのが有効な活用方法です。
他の本には書かれていない「気づき」となる箇所を多くの読者がハイライトし、「ポピュラーハイライト」として表示されています。
よって、読書時間を捻出できないときは「一覧表示」から「ポピュラーハイライト」を確認するだけでも本のエッセンスを吸収できるのです。
残念ながら発売したばかりの本や人気のない本などは「ポピュラーハイライト」のデータが収集できないので表示されません。
表示・非表示設定
Kindle電子書籍リーダーのアップデートによって、ポピュラー・ハイライトをオン・オフできるようになりました。
設定は、以下のようにおこないます。
設定
Kindle本を開く > Aa > その他 > ポピュラー・ハイライト > オン・オフ
まとめ
ここまで、「ポピュラーハイライトとは何か」と「ポピュラーハイライトの活用方法」について紹介しました。
また、「ポピュラーハイライト」の設定方法が変更となっていますので新しい設定方法についても触れました。
ポピュラーハイライトされている箇所が、自分にとって全く響きない。
または、自分にとって響く箇所なのにポピュラーハイライトされていないこともしばしばあります。
そのようなギャップも楽しむにも興味深い機能ですね。
