2022年6月、11日間のベトナム旅行に行ってきました。
今回の旅行で困ったのが、日本に帰国するに必要な「新型コロナウイルス感染症の検査証明書」を取得すること。
在ホーチミン日本国総領事館の紹介する「ホーチミン市内でPCR検査を受けることができる医療機関」掲載の利用機関は、「日本語と英語可」と記載されているものの電話ではベトナム語しか通じなかったり、英語メールを送信しても返事がなかったり、予約を一方的にキャンセルされたり、日本語の通じる機関は約15,000円とお高めであったりと新型コロナ感染症の検査機関を探すだけで四苦八苦しました。
日本に帰国する際、「リーズナブルな価格」で「有効なPCR検査結果証明書を発行」するベトナム(ホーチミン)のPCR検査機関を見つけましたのでご紹介します。
出国前検査証明書の要件
2022年7月11日現在、日本に入国する全ての人は以下の要件を満たす出国前検査証明書が必要と「検査証明書の提出について」で厚生労働省が提示しています。
検査証明書に厚生労働省が要件としていた項目が抜けていたことによって、出国できなかったという話もありますので十分気をつけましょう。
要件
- 日本に入国する者は、(ベトナムを)出国する前72時間以内に検査を受けること
- 核酸増幅検査(PCR法、LAMP法、TMA法、TRC法、Smart Amp法、NEAR法、次世代シーケンス法)、抗原定量検査(Quantitative Antigen Test(CLEIA、ECLIA):抗原定性検査ではない)の何れかの検査方法であること
- 検体が、鼻咽頭ぬぐい液(Nasopharyngeal Swab)、鼻腔ぬぐい液(Nasal Swab:鼻腔ぬぐい液検体は核酸増幅検査のみ有効)、唾液(Saliva)、鼻咽頭ぬぐい液・咽頭ぬぐい液の混合の何れかであること
- 医療機関等により発行された陰性の検査証明書を入国時に、検疫所へ提示すること
検査証明書の必須項目
検査証明書に厚生労働省が要件としている以下の項目が抜けていたことによって、出国できなかったという話もありますので注意が必要です。
- 氏名
- 生年月日
- 検査法
- 採取検体
- 検体採取日時
- 検査結果
- 医療機関名
- 公布年月日
ホーチミン市で有効なPCR検査結果証明書を発行する機関
私はDiagで検査を受けて無事に帰国することができました。
Diagをお薦めする理由は以下の8点です。
- 2022年7月現在、厚生労働省の示す要件を全て満たしている(「Covid PCR」を選択した場合)
- 英語が通じる
- 在ホーチミン日本国総領事館の提示する「ホーチミン市内でPCR検査を受けることができる医療機関」よりも安い
- ホーチミン市内21ヶ所に会場がある(Find a Diag Centerで「Ho Chi Ming city」と「Covied-19 Test」を選択することで会場が表示されます)
- 営業時間(※ 会場ごとに営業時間が異なりますのでFind a Diag Centerをご確認ください)
Diag本部(Cao Thang Street, district 10):5:30 - 21:00 - 予約不要
- 検査結果がSMSで通知され、PDFでダウンロード可能
- 検査を受けた会場に行けば印刷された検査結果も入手可能
Diagでの検査費用
- Covid PCR(検査結果を18 - 22時間以内に受け取る):550,000ドン(約3,300円)
- Covid PCR(検査結果を8 - 9時間以内に受け取る):800,000ドン(約4,800円)
検査から結果までの流れ
- 営業時間内に赴く
- 会場の外でフォームを記入
■ 記載もしくは選択する項目■
FULL NAME(氏名)
DATE OF BIRTH(誕生日)
PHONE NUMBER(電話番号)
SEX(性別)
PASSPORT NUMBER(パスポート番号)
ADDRESS(ホテルの所在地)
COVID PCR(検査結果を<18 - 22時間以内に受け取る>もしくは<8 - 9時間以内に受け取る>の何れかを選択)
PAYMENT TYPE(「現金」もしくは「クレジットカード」払いを選択)
SIGNATURE(署名) - 会場内の受付でパスポートを提示
- 550,000ドン(もしくは800,000ドン)を支払う(クレジットカードも可)
- 支払い証明書を渡される
- 検査実施(「鼻咽頭ぬぐい液」の取得)
- 検査終了
- 10時間程度で登録した電話番号宛にSMSでURLが通知される
- URLをクリックすると検査結果の記載されたPDFが表示
- 必要に応じて、「支払い証明書」を持って印刷された検査結果を会場まで取りに行く
その他
取得したPDFの検査結果のみで「MYSOS」と「出国時」の審査ができるので、印刷された検査結果の入手は必須ではありません。
しかし、スマホ等の電子機器が故障するなどのリスクを想定して、念の為に印字された紙を入手しておくことをお勧めします。
また、ベトジェットエアで帰国するのであれば「ベトジェットエアのWEBサイト」から無料でDiagのPCD検査を申し込むことも可能です。
しかし、検査を受ける会場が決められていたり、検査の予約が必要であったり、検査結果の受け取りは異なる場所など制約が多いので3,300円を支払って旅を存分に楽しんだ方いいかもしれません。
まとめ
ホーチミンから日本に帰国するために必要なPCR検査は「Diag」で受けて失敗はありません。
私のようにPCR検査会場探しに無駄な時間を過ごさないための参考になれば幸いです。