今までに30種類以上の充電器を購入し、15カ国以上の渡航経験を有しています。
今も売られている国内と海外で利用する一押しの充電器は「Anker PowerPort III 3-Port 65W Pod」です。
100Wが必須でなければ「Anker PowerPort III 3-Port 65W Pod」は、サイズ、重量、折りたたみ式プラグであることなど、持ち運ぶのに最高の充電器。
私は「Anker PowerPort III 3-Port 65W Pod」を国内と国外でも常にカバンに入れて1人旅や出張に持ち歩いていますが、充電で困ったことがありません。
先にオススメの充電器を申し上げましたが、今回の記事は海外で使用する「充電器選びのポイント」、「充電器と共に持ち歩く付属品」について触れます。
海外旅行・海外出張に使用する充電器選びのポイント
充電器としての機能
ポートの種類
手持ちガジェット全てがUSB-Cのケーブルで充電できるのであれば、USB-Cのみに対応した充電器で問題ありません。
しかし、USB-Aを使った電子機器も未だ流通しているので「USB-A」と「USB-C」両方に対応した充電器を今なおオススメします。
参考
2022年6月、欧州連合(EU)は充電機器の規格を統一することで大筋で合意したことで、今後はUSB-Cに集約されると予想されます。
十分な出力
充電に必要な電力(W)に対応した充電器を選ばなければいけないのは説明するまでもありません。
概ねスマホやタブレットは20W、PCは30Wから100Wが目安となります。
「とりあえず100W対応を購入しておけば困らない」と適当に購入すると後で重量で後悔しかねません。
100Wに対応した充電器は大きくて重いので、本当に必要か吟味することが大切です。
参考
- iPhoneとiPadは、「20W」から高速充電可能
- MacBook Airは、「30W」から充電可能
- 13インチMacBook Proと14インチMacBook Pro(8コアCPU)は、「65W」から充電可能
携帯性
集約
持ち運ぶガジェットは可能な限り1つに集約したいものです。
容積が小さい
可能な限り小さい充電器を選びたい。
軽い
可能な限り軽い充電器を選びたい。
折りたたみ式プラグ
プラグは、折りたためる方がバッグの中での収まりがよい。
また、プラグが折りたためると他の荷物にひっかかることもないので「折りたたみ式プラグ」に対応した充電器を選ぶのがポイントです。
海外利用時の必須要件
電圧
海外で利用する場合には、現地の電圧に対応した充電器であることが必要です。
充電器に「100Vから240V」対応と記載されていれば、オーストラリア、ガーナ、南アフリカの一部地域を除いて利用できます。
参考
- オーストラリア、ガーナ、南アフリカの一部地域は250V
- 日本の電圧は100Vと世界で最も低いため、日本仕様の電化製品を海外で使用すると故障や発火の原因となる
- 100Vの家電製品を海外で使用する場合には、変圧器が必要
電源プラグ
世界で使われる電源プラグの形状はおおよそ17種類あります。
日本、アメリカ、カナダなどの国は、その中で「Aタイプ」と言われる形状です。
国内で購入した充電器をAタイプ以外の国で使用する場合には変換プラグが必要となります。
国によっては複数の形状が使われているので複数の変換プラグを準備しなければなりません。
充電器と共に持ち歩く付随品
マルチタイプ電源変換アダプタ
渡航先ごとに対応する変換プラグを購入するのは手間です。
「マルチタイプ電源変換アダプタ」があれば、渡航先のプラグ形状に組み立てられるので購入をオススメします。
マルチタイプ電源変換アダプタが渡航先電源プラグの形状に対応しているか確認しておくこともお忘れなく。
延長コード(電源タップ)
滞在先においてコンセントが使いにくい場所にしかないことがあります。
そのような場合には延長コードがあると便利です。
日本国内で販売されている多くの延長コードは100Vにしか対応していませんので、「延長コード」が滞在国の電圧に対応しているか確認してください。
確認せずに使用したことで発火したという事例も報告されています。
おすすめ充電器
冒頭でオススメの充電器として「Anker PowerPort III 3-Port 65W Pod」をご紹介しました。
充電に100W以上の出力が必要でなければ、国内でも海外でも多くの方々のニーズにフィットします。
渡航先の電源プラグ形状が日本と異なる場合には、マルチタイプ電源変換アダプタもお忘れなく。
また、延長コードを利用する場合には渡航先の電圧に対応していることも確認ください。